初めてのイベントの集客は「飲み会」のノリが秘訣
無料のイベントスペースとしても活用できる高円寺のカフェ&バー・コネクシオンです。
コネクシオン(高円寺)は、オープンから10年になりますが、最初のころに比べて近年はDJイベントが増えてきているように感じます。
コネクシオン(高円寺)でDJイベントを開催されるお客様の多くが30代です。私の解釈ですが、そうしたお客様が学生時代を過ごされた2000年代は、CDJなどの登場により、それまでより気軽な感じでDJにチャレンジできる環境があったのではないでしょうか。
青春時代に腕を磨いてきた方々が、30代になり、仕事も落ち着いてきたあたりで、「友だちを集めてパーティーをしよう」というノリで、コネクシオン(高円寺)を活用していただけているように感じています。
先日も飲み会のノリで大成功のイベントが
先日も、「好きな音楽を大きな音で流す飲み会」というテンションで開かれたDJイベントがコネクシオン(高円寺)でありました。
初めてイベントを開催されるお客様でしたが、いつものとおり「まずはやってみましょう」とお答えして、イベント当日を迎えました。
準備の必要は全くないイベントでした。DJイベントの場合には、そういう場合も多くなっています。コネクシオン(高円寺)にはターンテーブルがバー営業のときにも置かれており、それをそのままつかうだけだからです。
静かな始まり方でしたが、のべの人数で30名様ほどいらっしゃる大成功のイベントとなりました。
いらっしゃるお客様は、主催者の知り合いの方々でした。一見のお客様はいらっしゃらなかったと思います。どうやら、ツイッター・ライン・フェイスブックでまめに、イベント告知をしていらしたようです。
「テーマ」重視より「飲み会ノリ」が成功の秘訣
「好きな音楽を大きな音で流す飲み会」というDJイベントを、正統的なDJの方々は嫌うかもしれません。しかし、お店の立場からすると、実は、「飲み会」のテンションのイベントのほうがお客様が集まるのです。
逆に、例えば、「ソビエト崩壊直後の電子音楽」とか「格闘ゲーム音楽MIX」とか、あるいはもっとらいとに「90年代ポップス」とかテーマをつくるとどうでしょう。確かに、高円寺という土地柄もあり、告知の仕方によってはお客様が入るかもしれません。しかし、ちょっと覗いてみようかな?という入りやすいイベントではなくなってしまいます。
おそらくですが、テーマをつくってしまうと、その音楽に興味あるかないかで、イベントへの参加・不参加が決まってしまうのではないでしょうか。しかし「飲み会」ノリだと、「友だちだから」というゆるいモチベーションで集客ができるのだと思います。通常のイベントスペースだと、友だちだけの集客ではやっていけないかもしれません。コネクシオン(高円寺)だと、20名も入ればいっぱいなので、それで十分なのです。
テーマやコンセプトをひねるのは、回数を重ねてからでよいのではないでしょうか。コネクシオン(高円寺)でイベントを開催されるときには、「飲み会」の延長のノリで、気軽にまずはやってみましょう。